初心者向け 鉢の種類、サイズの選び方
鉢っていろいろあって、最初は何がいいのか、わからないですよねぇ~。私は今まで百均の鉢を使用していましたが、株のサイズに対して鉢のサイズが大きすぎるので、鉢のサイズダウンをしようと思い、植え替えしました。今回の植え替えに際し、鉢について色々調べたので紹介したいと思います。
1.鉢の種類(プラスチック、陶器鉢 メリット・デメリット)
プラスチック
メリット:①水持ちが良い。②鉢内の温度が上がりやすく冬場は良い。③軽量。
デメリット:①水持ちが良いので陶器鉢と比較し根腐れしやすい。②夏は鉢内の温度が上がり過ぎて根を痛める可能性がある。③軽量なので倒れやすい。
陶器(素焼き、よく園芸店で販売している安いやつ)
メリット:①水はけが良い。②表面に細かい穴がたくさん空いているので、根に必要な酸素を取り込みやすい。②熱しにくいため、鉢内の温度を適切に保つことができる。③重みがあり倒れにくい。
デメリット:②病気にかかりやすい場合がある。表面に細かい穴がたくさん空いており、病気の原因となる細菌が入りやすい。植えている植物が病気にかかった場合は、その植木鉢を熱湯消毒した方が良い。②割れる、重い。
|
~その他陶器の鉢~
テラコッタ鉢:イタリアで生まれた赤い素焼き鉢
駄温鉢:素焼き鉢の中でもより高温で焼かれたもの。普通の素焼き鉢より強度があるが、きめが細かく通気性がやや劣る。鉢のふち部分に釉薬(うわぐすり)が塗ってあるものが多い。
初心者におすすめの鉢
根腐れのリスクを低減できるので陶器(素焼き)が初心者におすすめのようです。根腐れの原因は酸素不足です。根の細胞は土中の隙間から酸素を取り込みます。水のやりすぎや水はけが悪いと土中の隙間がなくなります。素焼きの鉢ではプラスチック鉢とは違い、鉢表面の細かい穴からも酸素を土中に取り込めるメリットがあります。
2.鉢のサイズの選び方
鉢のサイズの意味
1号、2号、3号、、。この数値×3cmが鉢の直径。3号なら鉢の直径は 1×3= 9cmです。
最適な鉢のサイズ
一般的に植物の一回り大きい鉢を選ぶと良いみたいです。鉢が大きすぎると植物が水を吸う力に対し、鉢の中の水が多くなってしまいます。その結果、鉢の中に水が滞留し、根が土中の隙間から酸素を取り込むことができなくなり根腐れを起こしてしまいます。逆に鉢が小さいと根詰まりを起こし、根から土に含まれる栄養を吸収できなくなります。
3.おすすめのプラスチック鉢 3選+α
初心者には陶器(素焼き鉢)がおすすめですが、いろんな種類のハオルチアを育てたい私は安価で扱いやすいプラスチック製の鉢を使用しています。私が実際に使っている鉢をご紹介します。
①セリアで購入したプラスチック鉢(3号鉢)part1
黒と白があります。鉢と鉢皿がセットで売られています。鉢底の穴少な目です。
②セリアで購入したプラスチック鉢(3号鉢)part2
色はマーブルチックなグレーです。鉢だけの販売で鉢底に穴が空いていないのでドリルで加工しました。鉢皿はセリアで3個セットで売っていたものです。
③プラステラ90(2.5号鉢)
黒と白があります。5/22現在、ネットで調べましたが黒は在庫がないようです。白は手に入ります。1個100円以下、そこそこ丈夫で側面にスリットにより鉢内への酸素取り込みをしやすくしており、根腐れのリスクが低減できます。見た目もまずまずでコストパフォーマンス◎です。メルカリやヤフオクで購入した小さな株はこの鉢がピッタリだと思います。
|
+α その他気になる鉢
マジカルポット90:プラステラ90をネット検索すると出てきました。鉢全体にスリットが入っており、鉢内の環境はすごくよくなるものと考えられます。見た目がスリットだらけなので、鑑賞というより栽培に特化した鉢だという印象です。
|
FRシリーズ:見た目良しです。但し、倒しやすいです。このタイプの鉢を使用して1株だけパキポディウムグラキリスを育てているのですが、1か月で5回、家族に倒されました。倒れないようにする対策が必要です。
|
4.最後に
今回こんな感じで鉢を変えました。左が植え替え前、右が植え替え後です。写真ではわかりにくいですが、使っている土の量が半分近く減りました。土の節約にもなってよかったです。今後もいろいろな鉢を紹介できたらと思います。